猿之助歌舞伎の魅力〜目黒雅叙園

目黒雅叙園。大好きな、大好きな場所のひとつです。
あの、和洋折衷具合、外観もエントランスも通路も階段ももちろん部屋の中も、全てにおいてやりすぎ&キッチュ気味な感じが強烈に好き。
文化って、何か強烈な「これ、面白いじゃん!」っていう熱狂から始まって、同心円状に広がっていって凄い勢いでものすごい人の数を巻き込んで一大ムーブメントになるわけだけど、その中心、まさに一番初めに始まったその場所では、こういう「やりすぎ!」感に満ち満ちてるんじゃないのかなぁ、とここへ来るたびに五感で感じる。
よく行くのはここの「百段階段」東京都指定有形文化財、らしいのですが、この階段にまさにキッチュな偏った企画が折々に催されているのです。

今回は、あのスーパー歌舞伎猿之助さんの舞台衣装の数々。身近でみると…凄いよ。笑える。半立体の巨大な蟹(朱色で金色のふち飾りつき)が背中全部を覆いつくすような大きさで衣装に縫い付けられていたり(着物自体は青、海でしょうね、やっぱり)、海神別荘泉鏡花)の竜神様はこんなの着てそうだな、というような、美しい和布を何百切れも使ったような緻密な衣装などなど、ま〜・・・これはファッション関係の人、舞台・イベントやる人は一見の価値有り、です。
http://www.megurogajoen.co.jp/event/kabuki/index.html